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ふくしまの 「ヒト」

ラヂウム玉子発祥の誇り、守り続ける味と歴史
次の100年のスタンダードへ

奥田 健(おくた たける) 阿部留商店(あべとめしょうてん)

明治11年、福島市の飯坂温泉街に青果店として創業した「阿部留商店」。温泉街に名物を作ろうと奮起していた阿部留商店の二代目が、偶然生み出したラヂウム玉子。今では温泉街の名物となっている。店は奥田さんの祖母の実家にあたり、幼い頃からラヂウム玉子は身近にあった。奥田さんは東京の大学に進学後、震災をきっかけとして故郷への思いが変化、また歴史あるラヂウム玉子発祥の店がなくなってしまうことに危機感を感じUターン、4代目候補として店舗運営に携わっている。餌からこだわったラヂウム玉子専用の鶏卵を使い、飯坂温泉の源泉に漬ける製法を守り続けているそう。他にも福島市の青年団体や飯坂温泉観光協会青年部の活動でイベントの企画運営を行うなど、積極的に地域と連携し盛り上げていきたいと意欲的だ。

「福島=ラヂウム玉子というように、福島に根付いた名物にしていきたい。老若男女いろんな方が気軽に寄れるような店として次の100年へ繋いでいきたいです。飯坂温泉は源泉も熱いですが人も情熱があって熱いんです!飯坂に来て、一緒に盛り上げていきましょう!」

所在地/福島市飯坂町湯野字橋本5 MAP
ウェブサイト/https://abetome.com/

掲載情報:2024年9月9日 現在

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